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墓参りをする時は – 心を込めたお墓参りの基本とマナー
公開日:2025年10月14日(火)
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お墓
墓参りをする時は – 心を込めたお墓参りの基本とマナー
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お墓
公開日:2025年10月14日(火)

はじめに
お墓参りは、故人やご先祖様に感謝の気持ちを伝え、心を整える大切な習慣です。節目の法要やお盆・お彼岸、命日などに訪れることが多いですが、決まった日でなくても、思い立ったときに訪れて問題ありません。この記事では、仏式のお墓参りを中心に、準備するものや作法、気をつけたいマナーについてご紹介します。
1 . 墓参りのタイミング
1.1 よく選ばれる時期
法要に参列してくださった方々に対して、故人に代わって感謝の気持ちを伝えるのが“もてなし”の基本です。
- お盆(7月または8月):先祖の霊を迎える行事の一環として
- お彼岸(春分・秋分の前後7日間):季節の節目に感謝を伝える
- 命日・月命日:故人を偲ぶ日
- 年末年始や誕生日など、個人的な節目にも
【ポイント】
決まった日にこだわらず、自分や家族の気持ちが整うタイミングで訪れることが何より大切です。
2. お墓参りの持ち物
お墓の場所や管理状況によって異なりますが、一般的には以下のものを準備すると安心です。
- 数珠(仏式の場合)
- 線香・ろうそく・マッチまたはライター
- お供え物(花・故人の好きだった飲食物など)
- 掃除用具(手桶・柄杓・雑巾・軍手・ゴミ袋など)
- 水(墓石を洗うためや、花立て用)

【注意点】
お供え物はカラスや動物の被害を防ぐため、墓参り後に持ち帰るのがマナーです。
3. 墓参りの基本の流れ
3.1 お墓の掃除をする
- 墓石や花立て、香炉などを水洗いし、落ち葉やゴミを取り除く
- 雑巾で墓石の汚れを拭き取る
3.2 お供え・お参り
- 花を生け、線香やろうそくに火を灯す
- 数珠を手に合掌し、故人に手を合わせて祈りを捧げる
- 家族で訪れた場合は、一人ひとりが順番に手を合わせる

【ポイント】
大切なのは形式ではなく、故人を思い、感謝を伝える心です。
4. お墓参りのマナーと注意点
4.1 静かに、丁寧に行動する
- 大声で話したり、他の墓所に立ち入ったりしないよう注意
- 子ども連れの場合は、墓地内での過ごし方をあらかじめ伝える
4.2 線香の扱いに注意
- 火の始末は確実に
- 風が強い日は安全のためにろうそくは避けるか、風防を使う
まとめ
お墓参りは、故人を偲び、心を整える貴重なひとときです。
- 特別な日でなくても、自分のペースで訪れて大丈夫です。
- 掃除やお供えを丁寧に行い、静かに手を合わせましょう。
- 形式よりも、故人やご先祖を思う気持ちがなにより大切です。
季節の風を感じながら、ゆっくりと故人と向き合う時間を大切にしてみてはいかがでしょうか。