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廃棄寸前だった貴重な名品 – 見逃さないための終活の工夫
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終活
廃棄寸前だった貴重な名品 – 見逃さないための終活の工夫
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終活
公開日:2025年08月19日(火)

はじめに
終活とは、人生の終わりを見据えて身の回りを整理する活動のこと。中でも「モノの整理」は多くの人が取り組むテーマです。ところが、何気なく処分しようとした品物の中に、実は非常に価値のある名品や思い出の品が眠っていた…というケースも少なくありません。
今回は、終活のなかで“廃棄寸前だった貴重な名品”が見つかった実例や、そうした事態を防ぐための整理の工夫についてご紹介します。
1. 実は高価だった「使い古しの時計」
ある高齢の男性が自宅の引き出しを整理していたところ、長年使っていなかった古い腕時計を発見。「もう動かないし、捨てよう」と思ったものの、念のためリサイクル店へ持ち込んだところ、なんと数十万円の査定がついたのです。
ポイント
- 古いブランド品や限定品には思わぬ価値があることも
- 稼働していなくても、外見やシリーズで価値が出る場合も
2. 昭和の雑誌やおもちゃがプレミア価格に
古い雑誌やレトロなおもちゃも、現在では希少価値が高まっている分野です。特に昭和30〜50年代のアイドル誌やマンガ、ブリキのおもちゃなどは、コレクターの間で人気があり、想像以上の価格で売却できたという声も。
ポイント
- 自分にとって不要でも、他人にとっては“お宝”かも
- ゴミとして出す前に、専門店やネット査定を活用するのがおすすめ
3. 家族しか知らない「歴史的資料や手紙」
祖父母の遺品整理中、軍隊時代の手紙や記録、古い写真などが出てきたケース。これらは一見個人的なものに見えても、歴史研究者や資料館にとっては貴重な一次資料になることがあります。
ポイント
- 手書きの記録や写真は捨てずに一度家族と共有を
- 地域の歴史資料館や研究者に相談する手も

4. 廃棄寸前で後悔しないためにできること
4.1 分からないものはすぐ捨てない
- 価値が分からないものこそ、判断を保留して専門家に確認
- 「なんとなく捨てた」が一番もったいない
4.2 家族や第三者に見てもらう
- 価値が分からないものこそ、判断を保留して専門家に確認
- 「なんとなく捨てた」が一番もったいない
4.3 写真やメモで記録しておく
- 処分の前にスマホで写真を残して相談するのも有効
- 状態や品名、由来が分かれば価値判断もしやすくなる
まとめ
終活は、単なる「物を減らす」活動ではなく、大切な品や思い出を見つめ直すチャンスでもあります。中には、廃棄寸前で気づかずに処分してしまえば“二度と手に入らない名品”もあるかもしれません。
- 価値ある品を見落とさないためには、慌てて捨てずに一呼吸。
- わからない物は、誰かに見てもらう、調べてみる。
- 写真に撮って記録を残すだけでも、判断材料になります。
大切なモノとそうでないモノを区別する力も、終活の一部です。時間をかけて、丁寧に取り組んでいきましょう。